番外 痔瘻の話〜事件
前回の痔瘻の話〜序章の続きのお話しです。
お盆になり事件は起きる。
その日は、車で4時間はかかる親戚の家に家族で遊びに行っていた。たまに行くところで子供達も喜ぶし僕達も居心地がよく連休となれば顔を出して泊まらせてもらっていた。
いつも通り夕方に到着し近所の居酒屋へ。楽しさから会話もお酒も進む。すっかりお尻の爆弾のことは忘れて楽しい一夜を過ごして就寝。
翌朝、
朝ごはんを食べシャワーを浴びたり少しずつ帰る準備をしていたときのことだった。ちょっと横になってゴロンと寝返りをしたときだ。
プチッ
ん?
何やらプチッって感触があった。
あの場所あたりからだった。
おもむろにズボンに手を突っ込み確認。
手を取り出す→手を見る→血だらけ
うわわわわぁぁぁぁぁ!!
なんじゃこりゃゃぁぁ!!!
さすがにビビった…
すぐにティッシュを持ってきてもらい拭く
ついに腫れていたところが爆発したのだ。
かなり焦ったが血を拭き、冷静に現状を確認。
あれ…
痛くない…
なんてことでしょう。
あれだけ痛かった腫れが、ナチュラルに破れナチュラルな装いに。
アメージングだ。
嘘のように痛みがひき、まるで健康な肛門保持者のような気分だ。これはこのまま治るのでは?!このまま病院行かなくてよいんじゃないか?!
幸せだ。
健康って幸せだ。
ただ一つ健康肛門保持者と違う点は、
尻にティッシュを挟みながら過ごしているだけだ。
鼻血でいうツッペだ。見えないところだからよいがなんとなく恥ずかしい。パンツを履き忘れてズボンを履いているくらいの恥ずかしさだ。
そのまま車で約4時間運転し家に帰った。
このまま様子を見たくなったが、奥さんにさすがに怒られるので連休が明けたらやはり病院にいこう。
次回、病院編